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【論理的思考力の養成】因果関係

【論理的思考力の養成】因果関係

因果関係について勉強しましょう。

因果関係とは「原因」と「結果」のことを言います。原因とは「あるものごとや状態を引き起こすもとになること」です。結果とは「あることがもとになってそうなった状態」です。

例を見てみましょう。

原因:一生懸命勉強した。
結果:志望校に合格した。

一生懸命勉強したことが元になって、志望校に合格したという結果を引き起こしました。これを原因・結果の関係、つまり「因果関係」といいます。「だから何?」って思うかもしれませんが、この関係を使ってよく問題を作ってきます。どのくらいのバリエーションがあるのか、ざっと見てみましょう。

【接続語補充】空所に適切な接続語を入れなさい。
彼は一生懸命勉強した。(   )志望校に合格した。

【理由説明】下線部はなぜですか。
彼は一生懸命勉強した。だから、志望校に合格した。

【心情理由説明】下線部はなぜですか。
彼は一生懸命勉強して、合格した。桜の木の下で涙を流した。

【傍線部解釈】下線部はどのようなことを言っていますか。
現代は人と人のつながりを失うことでお金を媒介しなければならなくなった。したがって、関係性の消失はコストの増大をまねくということができるのである。

【文の並び替え】以下の文を適切な順番に並び替えなさい。
イ ねずみが増えて桶をかじるため桶がだめになる。
ロ 風で砂が目に入る。
ハ だから、桶屋が儲かる。
二 目が悪くなって三味線で生計を立てる。
ホ 三味線を作るために猫を殺して皮を取る。

ざっとみても直接因果関係が焦点となる問題がこれくらいあります。細かいところでは他にもたくさん出てきます。

評論においては、原因は「理由」、結果は「結論」と言われることがあります。理由は「そのことのわけ、いわれ」、結論は「いろいろ考えたり議論したりした結果、まとまった意見や判断」とあります。原因・結果が事実情報に使われることが多いのに対し、理由・結論は主張を導くのに使われることが多いという違いがありますが、まあ大体一緒と思ってもらってかまいません。

上の問題ではわかりやすく「接続詞」が目印になっていますが、難しい問題では接続詞がないことが多いです。2つの文が原因と結果の関係にあるのかを見抜かなければならないのです。

はっきりいって言い換え問題より、この理由原因の説明問題の方が圧倒的に難しいように思います。国語力の集大成はここにあるかもしれません。