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接続語の補充(つなぎことば)の解き方

接続詞の補充(つなぎことば)の解き方

接続詞補充の解き方について解説します。
なお、「むしろ」や「仮に」などは、接続詞ではなく副詞ですが、問題として出てくる時には混ざって出てきますので、接続詞と同様に扱います。

接続詞補充の解法は以下の通りです。

1、空欄の前後の文をよく読む。
2、呼応(たとえ~ても、まさか~ないだろう、なぜなら~からである、等)の関係から解けないかを見る。
3、一文が分かりやすい場合はそのままでOK。前後の文に指示語が入っていたら解釈して代入しておく。
一文が、長かったり、難しかったりする場合は、わかりやすく解釈・要約する。
4、要約が終わったら、簡単になった空欄前後の文の関係を考えて、接続詞を入れていく。

よく接続詞補充の問題の解き方の際に、「前後の文をよく見ろ」といわれますが、よく見ても解けないときは解けません。というのは、3の「解釈・要約」のプロセスを飛ばすからです。やたら長い2文を比べて、適当にそれっぽい接続詞を当てはめる。「確信はないけどまあこんな具合だろう」と、ほぼあてずっぽうで解きにかかるから間違えるのです。

たちが悪いのは、その解法でそこそこ解けてしまうことです。そこそこ解けるので、そのやり方を変えません。すると、いつまでたっても力がつかず、正答率6割くらいで停滞してしまうのです。

確かに、やたら難しい問題や、論理的に考えても答えを導くことのできない悪問というのも存在します。しかし、それはせいぜい1割を超えません。つまり、9割は論理的に思考することによって解けるのです。

接続詞補充においては「要約」がポイントになります。簡単な接続詞補充なんて誰だって解けます。「しかし」は逆接、「つまり」は言い換え、などをいくら勉強しても、だめなんです。(いや、もちろんそれが分かっているのが前提ですが・・・)

こんな問題があったとします。

問、空欄に適切な接続詞を入れなさい。
彼は頭がいい。(   )、冷たい性格だ。

簡単ですね。
正解は、「しかし」です。

けれど、次の問題はいかがでしょうか。

問、空欄に適切な接続詞を入れなさい。
彼は、物事を合理的、効率的に筋道立てて考えることを得意とし、ともすれば複雑怪奇として凡人が放棄しがちな難問も、まるで熟練した釣り人が絡まる糸を解くように、整理し、解決への道を示し、大衆を啓蒙する。(    )、その度が過ぎるためもあり、情の領域が相対的におろそかになるからか、本人にその意図はないにしても、しばしば冷酷な印象を与え、結果、冷淡、冷笑的な人間であるとの定評を得てしまっている。

難しいですね。言葉も難しいし、やたら長い。
でも実は、前文は「頭がいい」を言い換えたもの、後文は「冷たい」を言い換えたものに過ぎません。このやたら難しい2文を「頭がいい」「冷たい」と解釈・要約することができれば、接続詞補充は簡単なのです。

つまり、難解な接続詞補充は「解釈・要約」の問題ということができます。自分の言葉で前後の2文を解釈・要約する訓練をつんでいくのが接続詞補充です。

上の問題を要約してみます。
文の骨格を取り出してみると・・・
「彼は・・・考えることを得意とし、・・・難問も・・・解決へ・・・啓蒙する」
一番難しいのは「啓蒙」ですが、これは「ものを知らない人に知識を授ける」みたいな意味です。
仮にこれがわからなくても、「彼は難しい問題を解決することができる」みたいな意味かなーと解釈できます。これが大切です。こういうふうに自分の言葉に翻訳するのです。

次に、後ろの文です。
「・・・冷酷な印象・・・冷淡・冷笑的な人間・・・」
要は「冷たいやつと思われているんだな」ということがわかります。ここでも自分の言葉で要約です。

これで、2文が簡単になりました。

彼は難問も解決できる。(   )冷たいやつと思われている。

ここまで来ると「しかし」が入るなっていうのがわかりますね。

接続詞の種類の説明については今度にしましょう。
今日とにかく覚えて欲しいのは「要約、解釈」が重要!
ということです。