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小論文講座【基礎】

小論文とは何か

小論文の基本について、まとめてみましょう。

論文の構造

論文=「問い」+「答え」+「根拠」

論文とは、ある「問い」に対して、相応の「根拠」に基づいて、説得力のある「答え」を出すプロセスを文章にしたもの。本格的な論文では文献、データ、統計、引用などを用い数学的に論証します。一方、小論文ではそれほど厳密なものは求められていないんですね。まぁ「小」ってくらいですからね。適当じゃ困るけど、「論文」を意識しているかどうかが見られます。

「問い」が論文の命!

論文は「問い」の設定が命。良い論文は問いの設定がとても秀逸です。
問いの設定が細かければ細かいほど答えやすいです。逆に「日本経済についてどう思うか」といった抽象的なオープンクエスチョンは自由度が高く答えにくいんですね。「日本経済における家電業界の今後取るべき方針についてどうするべきか」のほうが、さらに「日本の家庭において、洗濯機はどのように進化するべきか」のほうがもっと答えやすくなるというわけです。

課題文型(やたら長い文章が与えられて要約とかさせられるやつ)では、何が問いとなっているのかを見抜く必要があります。
また、テーマ型(○○について思うことを書けってやつ)の小論文では、自分で問いを設定する必要があります。誰にでも考え付く問いでは、誰にでも考え付く論文になってしまいます。「問い」の設定で勝負が決まります

「問い」は対立・矛盾・疑問・不調和から生じます。

「賛成か反対か」「なぜ原発は必要なのか」「がんを告知すべきか否か」「携帯は本当に必要か」「人はなぜ自分を大きく見せようとするのか」「もしかしたら地球は丸くないのではないか」等。

「問い」を意識する習慣を! っていっても無理ですよね。

「問い」は問題意識が高ければ高いほど発生しやすい。どうでもいいことには問いは発生しません。「なぜ紙コップの飲み口は丸められているのか」とか誰も考えませんよね。問題意識は、「こうあるべきだ」「こうあるはずだ」「本当はこうなんじゃないか」「こんなのおかしい」「こんなふうなのってどこにあるんだろう」という観点から発生する。つまり、ある事柄についての興味や理想が高ければ高いほど問題を発見しやすくなる、ということになります。

みんな、問題意識を高く持とうぜ!
いや無理ですって?

まあ、今まで考えたこともないテーマなんか出されたりしますので大変ですが;・・
でもまあ、やっぱり無理だろうな・・・。その無理っぽいのを何とかするのが腕の見せ所なんですけどね。
あとで即興で考えを深める方法を語っていきますので安心してください。ただし医系小論については、出るところが決まっているので、いろいろ考えておくべし!!

「答え」はふにゃふにゃしているタコみたいなイメージ

「答え」は「主張、イイタイコト、クレーム」なんて表現されたりします。
「問い」に対する「答え」はなんだっていいんです。
ただし、きちんと「根拠」を与えられればの話ですが・・・

「根拠」はかっちりした棒みたいなイメージ

根拠=理由、説明、具体例、エピソード、引用、対など

「答え」を補強するのは、事実です。
いいですか。「事実」ですよ。

よく「答え」を「憶測」で根拠付けしている人がいますが、これはふにゃふにゃしたタコをふにゃふにゃしたイカで支えているようなものです。ふにゃふにゃな論文書かないでくださいよ。

ふにゃふにゃしたものは、かっちりした揺るがない棒みたいなもので支える必要があります。
それは客観的な誰もが認めざるを得ない「事実」です。

「問い」を立て、それに対する「答え」を主張し、それを「根拠」でかちっと支える!

それが論文なんですね。