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課題文型小論文攻略法のキモは「要約」

課題文型小論文の攻略

課題文型小論文とは、課題文が与えられていて、それを要約したり、自分の意見を述べたりする形の小論文の形式です。課題文は短いものもあれば、やたら長いものもあります。たいていはいくつかの小問から成り立ちます。

大体は「国語的な問題」「要約」「意見の記述」の構成になっています。

「国語的な問題」については、設問別解法に譲るとしまして、まずは「要約」です。要約をさせることで正確に文章を理解できているかを見定めます。

要約の仕方にはいろいろやり方はあるのですが、各段落の重要な文をそれぞれ線を引っ張ってそれをうまくつなげるというのが一般的なやり方です。この方法だとどうしても「切り貼り」した感じが否めませんので、これをうまく構成・編集していきます。

ともあれ、その前提として「段落毎の重要な部分に線を引く」ことができないと困ります。

どんなに難しい文章でも、いくつかの段落の集まりです。一つの段落を正確に理解することができれば、あとはそれをつなげればいいだけです。だから、ある段落の一番重要なところに線を引けるということは、その段落を把握するために大切なことなのです。

では、どこが段落の重要な部分なのでしょうか。
これについては授業でお伝えしています。形から見抜く方法、意味や関係から見抜く方法、二つの方法を提唱しております。これに習熟することが要約の第一歩です。次にその段落に短い文で言い換えてあげます。自分の言葉で言い換えられるかがポイントです。切り貼りにならないようにするためには、このひと手間が重要です。

さて、段落ごとに重要な部分に線を引けました。各段落を自分の言葉で言い換えることもできました。そうしたら次は、情報を3つに整理します。「問い」「解答(筆者の主張)」「根拠」の3つにです。

私達が小論文を書く際、大体「問い」「解答(主張)」「根拠」の順に整然と書いていきます。読む人にわかりやすくするためと、あとは書く際に型を持っていないと書きづらいからです。

しかし、課題文はそんなきれいな文章構成はなかなか出てきません。いたるところに「主張」がひっちらかっている場合もありますし、根拠は一体何なんだろうと思うような場合もあります。「問い」にいたっては前提として筆者だけが分かっていて読んでいる方には良く分からないという場合ですらあります

しかし、そういった断片的になりがちな悪文を「問い」「解答(筆者の主張)」「根拠」に分けていきます。「この人はどのような問いに対して主張を繰り広げているのか。そしてその根拠は何か」を考えなければなりません。

課題文でいきなり「日本政府はもっと基礎研究に投資すべきだ」という主張を繰り広げていたら、問題提起がなくても「わが国は基礎研究に投資をするべきか」「わが国が投資をすべきものは何か」といった問いが隠れているわけです。

こうして要約が完成しなんとか「問い」と「筆者の主張」と「根拠」をわけることができました。

そしたら次は、こちらが意見を繰り広げる番です。よく筆者の意見に賛成か反対かを明らかにしろという参考書を見ますがそれだけだと浅い論文になります。

こうして情報を整理することによって、自分の意見をクリアに表現することができるようになるのです。

このとき、やはり「思考を深める」を参考にしてください。もっと伝えたいコトはたくさんあるのですが、まずはこの辺で。