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小論文の思考の深め方2 〜良質な問いを発する〜

高い問題意識に根ざした「良質な問い」を発する。

思考を深める際のコツ、第二弾です。

小論文の成り立ちは、大まかに分類すると「問い」「答え」「根拠」になることを小論文の基本でお話しましたが、この中で、思考を深める際、一番大切になるのは「問い」なのです。

「問い」が優れていて面白いものであれば、半ば自動的に独自性が高く面白い「答え」が書けるようになります。逆に「問い」がありふれていて陳腐なものだと、「答え」も月並みなものになってしまいます。

課題文型の問題(長い課題文が与えられ文章を読解した上で解答する問題)では、「問い」はもともと与えられますので、それほど問題にはなりません。しかし、テーマ型の問題(あるテーマが与えられ自由に書く問題)では、この「問い」の設定が命になります。

たとえば「スマートフォンの普及について思うところを述べなさい」という問いがあったとします。このとき浅い論文は、こう問いを立てます。

「スマートフォンは本当に良いものだろうか」
これが浅い論文の典型です。答えを書きにくいですね。何かもうこう来ると後は「歩きながらいじっている人がいてよくない」だとか「直接人とのコミュニケーションをもっと取るべきである」とかきそうですね。面白くないですね。小学生でも書けそうです。

しかし、これだとどうでしょう。
「スマートフォンの人間関係に与える影響とは何か」
少し書きやすくなりました。

もっと深く切り込んでいきますと、こうです。
「スマートフォンが普及することにより、新たに求められる能力とは何か」
「スマートフォンが普及しネットによる情報収集が主体になる際、テレビや新聞の役割とは何か」

こんな感じにクリエイティブに問いを立てていきます。
すると、どんどん答えやすくなるわけです。

ポイントは以下の通り。

もっと具体的に!

これだけです。勝手に状況を設定してもかまいません
独創的な「問い」を立てて、それに対する「答え」を出し、そしてそれに「根拠」を与える。

勝手に設定していいんだろうかと思う方。いいんです!
それが論文なのですから。

今、時代はクリエイティブな問いを立てられる人を求めています。