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小論文の思考の深め方3 〜時間と空間を広げる〜

空間的広がり、時間的広がりに思いをはせてみる。

思考を深める際のコツ、第三弾です。

つまり
「個人→周辺(家族・友人)→組織・世間→社会・地域→国→世界」といった空間の広がりを意識する。
「大昔→過去→今→近い未来→将来」といった時間軸の広がりを意識する。
ということです。

個人の問題を、今だけの個人だけの問題として片付けてしまうと浅くなりがちです。

たとえば、例の夫婦喧嘩について考えてみましょう。

夫婦喧嘩は主義の対立がその根底にありました。ではその主義の対立はどこから来ているのでしょう。これをどんどんさかのぼっていきます。

奥さんの「主義」は、個人が作り出したという側面だけではなく、その家族や友人、社会、組織、国が影響を与えながら、形成されたものでしょう。また、その「主義」は、過去に何かがあったからに違いありません。さらにいうと、奥さんの「主義」は、その家族とくに両親から受け継いだものである可能性が高いといえるでしょう。そしてその両親は・・・。

もしかしたら、この夫婦喧嘩は社会の大きなひずみの影響があるかもしれませんし、また国の歴史の大きな流れの中に位置づけられるかもしれないというわけです。話がやたら大きくなりましたが、ミクロを見てマクロを考察する。まさに「一葉落ちるを見て天下の秋を知る」の境地です。

このように、空間と時間を広げることによって立体的な、深い考察が可能になるわけです。