考える力=意欲×知識×方法1

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考える子供に育てる公式

考える子供に育てるためには何をすればよいのでしょうか。

私は次のような式が成り立つと考えています。

考える力=意欲×知識×方法

 

意欲がないと考えない

「考える子供に育てる」と銘打った書籍や記事の多くが意欲について触れていませんが、これが一番大切だと思います。

もっと良くしたい、もっと面白くしたい、答えにたどり着きたい、強くなりたい、真実を知りたい等の気持ちが考える動機になります。人が考えるときというのは、あるゴールがあって、そこになんとかしてたどり着きたいと心に念じるときです。

つまり、なんとかしたいと切実に思えば思うほど、考えるようになります。逆に心のどこかでもうこのままでいいやと思っていれば、ゴールにたどり着かなくてよいので考える必要はありません。

子供に環境問題の作文を書かせても「環境問題をなんとかしなければならない」と心の底から思っていない限り深く考えることはありません。深く考えないので深い文章は生まれません。どこかで聞いたことのあるフレーズを周りの大人が好むように構成することは可能ではありますが、これは「知識」と「方法」でカバーしているだけで本質的な思考力とは言えません。

とはいえ、どこかで環境問題に胸を痛めている子供と全く無関心な子供では、書かれる文章は違ってきます。胸を痛めてられるかどうかは、リアリティの問題になってきます。身近な誰か、たとえば家族や友人が、環境問題で苦しんでいたらなんとかしたいと思うでしょうし、そのようなたぐいの本を読んだことがあれば少しは切実に感じることができます。

意欲は、何か困ったことが起きたり、何か実現したいことがあったりしたときに、なんとかして問題を解決しようとするときに生まれるものです。

以前「ドラゴン桜」という東大受験のマンガがあって、たしかその作者の作品だったと思いますが、次のような台詞がありました。

「東大に入る人間には二種類いる。ひとつは、生まれがさほど恵まれておらず底辺から這い上がろうとする人間。もうひとつが育ちがよく恵まれていて志を持った人間」

細かい部分は忘れましたがたしかそんな意味のことだったと思います。これらはまさに意欲を問題にしています。−から+に這い上がろうとする意欲。そして+からさらなる+に飛躍しようとする意欲=志。

うちの子は考えない。というのは考える必要がないからです。考えなくても困らないからです。ご飯は出てくるし、テレビも見れるし、ゲームもできる。

人間関係に苦しむ子は、人間関係について考えます。スポーツで勝ちたい子は勝つためにどうすればよいかを考えることを学びます。困ったことや実現したいことがあると、そのとき人は考え始めるのです。

では何も困っていない状況下で、どのように考えさせればよいのでしょうか。親としては困った状況に陥らせないままに、考える力を獲得し、人生を幸せに生きてほしいと思うのが普通です。

 

ゲームと勝つための作戦会議

スポーツなどのゲームは頭を使います。

勝ち負けもはっきりしているし、負けるととても悔しい。ただ放っておくと考えません。親が助け舟を出してあげる必要があるでしょう。

どうすれば勝てるようになるのか、課題を決めてひとつひとつ頭を使いクリアしていく。計画を立て、実践し、気付き、修正し、また実践する。そのなかで成果が出る。こういう風に体を動かしたらこうなった。ならばこうしたらどうだろうという試行錯誤を重ねる。他の選手の動きを見て、動画や本で研究する。スポーツで本当に強くなろうとするとこんな風に考えるようになります。というより考えることを学びます。考えないと強くなる確率は低くなります。一人で作戦会議をして考えを深めているのです。

これは遊びでもそうです。勝つために考えることが必要になれば良いのです。ただなんとなく繰り返し続ければよいというものではありません。作戦会議が極めて重要なのです。勝つために作戦会議をしましょう。

頭の良い子、自然と頭が良くなっていく子は、勉強をゲームのように考えているところがあります。問題=敵が出てきてその敵をどうやって倒すか。負けてしまったときはとても悔しい。なんとかして勝ちたい。こうすればいいのかな、ああすればよかったな、などなどいろいろ考えます。日常的に一人で作戦会議をしているようなものです。

受験勉強でも一緒ですよ。

 

「なんで?」について徹底的に考える

考える子に育てるためには意欲を引き出すこと。子供が「なんで?」と聞いてきたら、考える意欲を膨らませるとても大きなチャンスです。親と一緒にそのなぜが解決するように、徹底的に考えてみましょう。いきなり答えを教えてしまってはいけません。低学年であれば親もわからないふりをして一緒に考えます。

なんで雷がなるのか。について10通りくらい考えてみてもよいでしょう。これは作戦会議とはちょっと違いますが、話合うことについては変わりません。ある疑問が生じたときにあり得べき可能性について全て考え尽くすというのは考える力を飛躍的に高めます。

「なんで?」という質問は考えさせる大きなチャンスなのです。

あ、でもこれはどちらかというと「方法」の話かもしれません。

長くなりましたので、知識と方法は次にします。

 

 

 

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