東京国語専門塾の目指すところ
得点および偏差値を上げることを目的としています。
(もちろんその結果として志望校合格があります。)
塾は機械的に座って授業を聞いて勉強したつもりになる場所ではありません。筋力を向上させるために負荷が必要であるように、頭脳に限界を少しだけ超える負荷を与え、考え抜くことによってはじめて、知力が向上します。
当塾では、知力の限界を突破するための「思考」が濃密に行われる場であることを目指します。
思考のプロセスを明確に示し、その思考のプロセスのどこに瑕疵があるのかを見定め、対策を講じることによって、次への手がかりが見えてきます。
偏差値を上げる方法
そして国語の偏差値を上げる方法はたった2つです。
国語の基礎体力をつけること。
技術を手に入れること。
「国語の基礎体力」について。
人は日常生活を通じて、言葉のインプットとアウトプットを繰り返しています。このインプットとアウトプットの質と量が経験値となり「言語の基礎体力」を形成します。「言語の基礎体力」は、日常会話、読書、映像、受験問題を解くこと、学校や塾での授業などから身につけることができます。
ただし、成果は触れた言葉の質と量に比例します。日常会話でも似たような言葉の短い繰り返しではまったく国語力は向上しません。文章を読む際、漫然とではなく意識的にトレーニングを積むことで、効率的に向上させることができます。
この基礎体力は一朝一夕に成るものではありません。基礎体力がない場合は最低でも6ヶ月はトレーニングが必要になります。ただ逆に言えば、6ヶ月本気で基礎トレーニングを積めば、取り返すことができるのです。
トレーニング方法は、お子様の現状や目的および期限に応じて柔軟に設計しなければなりません。
次に「技術」について。
「基礎体力」が高い場合でも「技術」がなければ、得点につながらない場合が少なくありません。読書もしており、学校でも国語の成績も良いが、良い意見も言うし、作文も悪くない。しかし、得点が取れないという場合があります。それが「技術」不足です。
「技術」は受験テクニックという小手先のものではなくて(それが含まれる場合もありますが)、もっと言語の根幹に関わるものです。脳の認知のプロセスに関わる根幹的なものなのです。
どういうプロセスで、脳が本文を認識し、問題を認識し、短期的に記憶し、解答候補をイメージし、本文を捜索し、解答として編集するか。このような脳の働きのプロセスを自覚的にコントロールすることで難しい問題にも対応できるようにします。
国語の問題はなぜ解けたか説明できる場合は少ないかもしれません。なぜなら多くは無意識というか暗黙知(言葉では説明できない知性)によって処理されるからです。自転車の乗り方と同じようなものです。
これを自覚的に使えるようになること。これが「技術」です。難しいことを申し上げたかもしれませんが、算数の問題を解くときに手順があるのと同じようなものです。訓練を積むことにより比較的早く身につけることができます。「基礎体力」があればだいた3ヶ月で身に付けることができるものです。頭の良い子であれば1ヶ月で身についてしまう場合すらあります。
偏差値が上がらない理由
復習をしないからです。
というより「基礎体力」と「技術」を向上させるような効果的な復習ができていないからです。
では効果的な復習とは何でしょうか。
効果的な復習
効果的な復習とは「基礎体力」と「技術」を身につけることのできる復習です。具体的には以下のようなものがあります。
- 正しい解き方を理解する
- 問題を解くプロセスのどこでつまずいているのかを自覚する。
- 自分の誤解答の原因を明らかにする。
- パターンとして覚えておき次回にそなえる。
このようなものです。
言うのは簡単ですが、たとえば小学生にこれをやらせるのは無理があります。そんな分析ができる時点で偏差値70くらいあるのではないでしょうか。多くの受験塾では、問題を解き、授業中に解説をします。解説では解き方=問題を解くプロセスを説明します。
ところが、どこが悪かったのかの分析は生徒任せです。そして多くの生徒は、講師の解説を聞き、なんとなく理解したような気持ちになって終わります。なぜ間違えたのかの振り返りをすることはまずありません。
つまり何が悪かったのかはわからないままなのです。これでは技術として蓄積するわけがありません。
一部の賢い子だけが言語化はできていなくても無意識に上のプロセスをやってのけてしまいます。しかし、それは上位1%の話です。大人が助けてあげなければ、子供だけで分析はまずできないと考えていいです。
大手塾テストや過去問をもっと活かすべき
大手塾で実施されるテストや過去問は素晴らしくよくできています。大手塾テストをすべて徹底的に復習したら偏差値が上がるはずです。いえ、実際に偏差値は上がるのです。
なぜそのように解答したのか。
そもそも解答プロセスを理解していたか。
どこができていなかったのか。
一部のみヒントを与えたら解けるのか。
言葉の意味がわかっていなかったのか。
では次からどうしたらよいのか。
覚えるべきことは何か。
これらをすべて実直にテスト毎にやれば、長い目で見て成績が上がらないわけがありません。しかしそんなことをやっている人はあまりいません。だから相対的な位置づけ、つまり偏差値が向上するのです。
このような効果的振り返りができる塾が東京国語専門塾なのです。